キムブログ -13ページ目

¥021「アンニョン、明日は先生」


なぜかさっきまで大船駅で立ち尽くしていた川崎在住の、どーもキムです。乗った電車が降りるはずの川崎を越え、横浜、戸塚までもスルーしてナント大船まで連れてこられちゃいました。どうやら飛び乗った東海道線が通勤快速だったようです。

ただでさえ仕事が忙しくて毎日遅くまで会社に残ってるのに、さらに帰りが遅くなっちゃいました。こうしてまたボクの睡眠時間は削られていくのですね。マイッチングです。マチコ先生です。

さて、先生といえば、明日(すでに今日)は韓青のウリマル教室です。先週は仕事で行けませんでしたが、今週はなんとか参加してソンセンニム(先生)したいと思います。久しぶりに受講生のみんなの顔も見たいですしね。

前にも書きましたが、ボクは毎週水曜日にウリマル教室の講師として活動しています。今の生徒は中三女子と大学生男子(一年生)+αです。うぅ~ん、若い!授業の準備も大変なんですが、どっちかというとどんな話題を持ってこうかってことで頭を抱えています。で、結局かカラ回っちゃうんですけどね。

でもなんだかんだ言っても、受講生のみんなが一歩ずつウリマルを覚えていく姿を見れるのは、とても素晴らしいです。学びの中から成長していくのが素晴らしいというだけでなく、在日コリアンがウリマルを習得していくことは自分の中に埋もれている民族性を回復していく過程であるからです。

日本で生まれ、日本の中で育っているボクら在日コリアンは、韓国語/朝鮮語、つまり自分たちの言葉であるウリマルに触れる機会がほとんどありません。挨拶の言葉も良くわからないという者が多いというのが、残念ながら現状です。

そんな状態だからこそ、ウリマルを学び、自分の民族と向き合う機会を多くの在日青年が持つのはとても重要です。

仕事やら花粉症やら個人的には大変ですが、明日は先生としてがんばりたいと思います。

¥020「アンニョン、ボブ・マーリー」

日曜日(休み)は走り去るように過ぎていくなぁと実感している、どーもキムです。学生時代から一日があと3時間長かったらなぁと思い続けてますが、思い続けるのも飽きてきたので、時間を活用する術を習得したいと思います。

さて、SFの振り返り第二弾です。前回書いたサムルノリ公演の前に「私たちにとって(民族)文化とは」というミニ講演があったのですが、その中でボブ・マーリーの言葉が引用されてました。とても印象に残ったので、紹介したいと思います。

「文化は力だ」byボブ・マーリー

詳しいことはまだ勉強中で整理できていないですが、ブラックアフリカンとしての自己を表現し、その解放のための闘いの具体的な方法、力としてとして彼はレゲエを歌ったということでした。

ボクら在日コリアンが民族文化に触れることって、この感覚に似てるな思いました。社会から否定され、解放できずに抑圧されている自分を取り返すための過程(闘い)。文化を通して体現できるものってあると思います。

今回のSFでボクら韓青神奈川もサムルノリを発表して、本当にその言葉の意味がわかった気がしました。初めて楽器に触れた小さな仲間の笑顔と、ボクらの発表を見て感動してくれた全国の仲間たち。文化でつながる心、文化で伝わる思い、文化が作り出すエネルギーが、確かにボクらに力をくれたし、力となりました。

思いを表現すること。そして具体的な行動にして、社会に働きかける力にする。文化の持つ力、可能性をあらためて認識しました。

¥019「アンニョン、カウンター」

カウンターといえばどーしても宮田or沢村を連想してしまうマガジンも大好き、どーもキムです。とはいえ、今回はそんなバイオレンスさのかけらもない方のカウンターの話です。

アメブロをはじめて一ヶ月弱。極めて自分勝手に綴っている我がキムブログですが、さすがに毎朝見る来訪者の数はチェックするし、ランキングの上下にも一喜一憂しています。というか、一日に何度もランキングを確認しちゃったりしてます。数値は変わらないのに、なんか気になってしまって。「ランキングなんて気にしないぜ、オレは在日コリアンのために情報発信し続けるだけだ」ってカッコよくいきたいんですがねぇ。

で、変わらない数値を見てもつまらないので、カウンターを設置してみることにしました。

早速「ameblo」「カウンター」でぐぐってみたら、プチ大家族の日常。というブログが一番上にヒットしました。見てみたら、すっごくわかりやすくカウンターの設置方法☆が書いてあったので、参考にして早速設置しました。

おぉ!うまくいったじゃないか!と日曜午後の昼下がりを一人喜びにひたりました。そして、せっかくなので「プチ大家族の日常。」を見させていただいたのですが、

「いやぁ、家族ってホントにいいものですね」
              by水野キム朗


友人や同期の人たちが結婚していくのを横目に、「私の周りで結婚できそうにない男NO.1」「金にモノをいわせて40代で若い娘と結婚しそうNo.1」の称号をほしいままにしているボクも、家庭を持つのって良いかもと思っちゃいました。

¥018「アンニョン、ウリ文化」


目の周りを掻きすぎて顔が赤いパンダのようになってしまっている、どーもキムです。目にせよ鼻にせよ、が咲く前にもう桜色。一足早く顔面花見状態です。

さて、韓青のスノーフェスティバル(以下、SF)に行ってきたものの、その後仕事と花粉症にやられてまったく振り返れていなかったので、今日から少しずつ整理して行こうと思います。

SFでボクがリーダーの一人を務めたAグループ(新規参加者をメインに構成されたグループ)では、「民族的に生きること=自分らしく・人間らしく生きること」というテーマでさまざまな企画と討論を行いました。

今回は韓国からゲストを呼ぶということもあって、直前まで内容がしっかり固まらず全体的に準備遅れたりして運営する側として大変だったのですが、苦労した分とてもよい内容と成果を得られたと思います。

まずは一日目です。韓国からのゲストと直接交流できるというとこともあったので、一日目は「文化」ということをキーワードにして企画を組んでいきました。具体的には「私たちにとって(民族)文化とは」という講演、韓国ゲストによるサムルノリ公演、その後はそれを受けて班別での討論会を行いました。

いやぁ、良かった!内容が濃いっていうのももちろんですが、みんなにわかりやすくて、心で感じることができる企画ってなかなか難しいんですが、今回はホントにそれができたと思います。特にサムルノリは、体に、心に鼓動が直接響いてきて、言葉や形にして説明しにくい「文化」というものを、参加者全員が体感として理解することができました。

その後の班別での話し合いの中でも、言い表すのは難しいけど今まで知らなかった自分の文化を感じることができたという意見がたくさん出ました。また、自分の経験や考え方を出し合いながら、それぞれの考えを深めていくなかで、いろいろな気づきがありました。

「感動した。なんかわからないけどすごい伝わってくるものがあった」
「文化ってわからないけど、「在日」だから感じられるものもある」
「自分が文化に触れようとしてこなかった。避けてきたのかも」
「韓国/朝鮮と日本の文化の両方の文化を知れるはずなのに、実は日本のコトしか知らない」
「ウリ文化に触れる機会が日本にはない」
「なぜ私たちは自分たちの文化を知らないのか?」


普段なかなか考えきれない自分自身のことを、仲間たちと膝を突きつけあいながら話す。思った以上にたくさんの意見が出てきたし、何年も活動しているボクもハッと気づかされる瞬間がたくさんありました。

「私たちにとっての文化って何?」

そこに明確な結論はあるかもしれないし、ないかもしれない。数学の計算問題のようなサクッという決まった答えは見つからないでしょう。しかし、今回の話し合いが自分を見つめなおすきっかけになったことは、間違いなさそうです。ボクもあらためて「文化」ってなんだろうなと考え、捉えなおせました。

でも、ホントにサムルノリは素晴らしかったです!韓国/朝鮮の伝統芸能というと堅っ苦しいイメージがあるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。ボクら在日コリアンにとっては特にですが、文化の力、可能性を感じました。

サムルノリ(プンムル)についてはまた別の機会に書きたいと思いますが、心と体に直接響く鼓動は病み付きになること請け合いです!まだ未経験の方はぜひ一度ご覧になってください。

¥017「アンニョン、自分編集長」

競馬ファンにはフサイチ一族をはじめとする名馬のオーナーとして、最近ではテレビ好きのチョンマゲダンディとしておなじみの、「大富豪関口房朗氏にインスパイアされて髪を伸ばしてみようかと血迷っている、どーもキムです。

まぁ、人生で一回くらいはドナイト的チョンマゲダンディもいいかなと思っています。全然金銭的に成功しちゃいないし、今後もまったくしそうにはありませんが。

それにしてもメディア、特にテレビをはじめとするマスメディアの影響力は絶大です。散髪は近所の床屋、注文は「なんか格好良くしてください」が基本のボクに、髪の毛を伸ばしてみようかなと思わせるんですから。日々いろんな選択に関して影響を受けているんだということを考えちゃいますよね。

自分が好きだと思っていること、自分が選んだと思っていること、自分が正しいと思っていること・・・。突き詰めると自分の価値観=生き方が、実はすべて誰かに作られているんじゃないかという考えを持ってしまうときすらあります。

テレビを見ていればテレビというメディアに、日本に住んでいれば日本というメディアに、また在日韓国人青年団体に所属していれば在日韓国人青年団体というメディアの影響を受け、良くも悪くも価値観が固まっていきます。

じゃぁ変に影響を受けないようにメディアと接しないようにすればよいのかというとそうではないと思います。というよりも、この高度情報化時代にメディアの影響を受けないで生きるということは、ほぼ不可能です。まして、ボクらのように社会と関わって能く生きようとする活動家は、積極的にメディアにコネクトしていく必要性があります。

そこでボクが必要だと思うのは、「自分編集長」という視点です。

溢れる情報メディアの中から自分になにかしら引っかかるモノ(面白いかも)をどんどん収集し、それを自分の編集方針(こうなったら俺的には最高)で組み合わせ、あたかも一冊の本を作るかのごとく自分の価値観を編み上げていく。自分が編集長として責任を持って自分を編集するんだというスタンスです。

誰でもそんなことやってるよと思うかもしれませんが、誰でもできるから良いのです。今現在やっていることを意識してやるだけです。いますぐできるでしょう?

それに編集長ってちょっと良くないですか?ボクにとっては憧れの職業のひとつですので、自分編集長とはいえ相当楽しくやれてます。いかがでしょうか?